天然酵母パンの店・ノルトエッセン

ノルトエッセン 北海道石狩郡当別町金沢2006-1 電話 0133−25−5110 FAX 0133−25−5220 URL http://www.nordessen.jp/ Eメール nordessen@yahoo.co.jp

月曜日, 8月 21, 2017

美晴幼稚園のブログを見て

先日、お客さんが教えてくれました。「札幌の美晴幼稚園のブログを見て、ノルトエッセンさんの昔からの変わらぬ姿を知りました」。ひと月ほど前に、美晴幼稚園の園長さんが「旭川からの帰り道です」と言って立ち寄って行った事を、家内から聞いては居たのだが、その事が幼稚園の公式サイトに、ブログとして記載されている点に関しては、全く知らなかった。教えられてブログを見ると、2017年の6月26日の記載となっていた。

札幌南区で店を開いて10年ほど過ぎてから、月寒の幼稚園の園長だという人が、澄川の店に来た。店のパンを見回して、「よし、決めた」と言って、「子供達のパンを引き受けてくれ」と伝えられた。その幼稚園は月寒平和公園の隣に新しく建てられていて、他にも系列の幼稚園も2〜3、あったようであるが、対象は美晴幼稚園だけの事だった。それから、月に1度乃至2度、25年間、美晴幼稚園の子供達はノルトエッセンのパンを、食べ続けたことになる。
子供達の食べ物は大切な生存条件につながる。「無添加」は当たり前の事だ。学校でも病院でも、もちろん生活のあらゆる場面で、食の安全性は時代の権威や権力や正義や利害に左右される。そうした時代状況の中で、美晴幼稚園は長い年月、揺るがない信頼を示してくれた。その幼稚園の志に、一パン屋として、ノルトエッセンは、共感と感謝を込めたエールを送りたい。

美晴幼稚園に、お世話になって、25年の歳月が流れ、ノルトエッセンのパンで「お昼を食べた子供達」は、もう30歳を超えた親たちになっていたりする。もう子供の子供が美晴幼稚園に通っていてもいいという、時の流れの速さに驚かされます。子供達の「食」について共感した先代の園長先生のことも、その志を継いだ今現在の園長先生の、10数年前の若い時のお姿も、思い出したり致しました。

25年もの間、同じ無添加のパンを焼いて子供達に届け続けた事と、同様に30年間、全国の北海道物産展に継続出展した事を重ねて合わせて、揺るがぬ道を歩き続けた自分たちを振り返ると、「ノルトエッセンのパンのさらなる進化成長を志さなければならない」と、深く静かに、望まれている事を思う。