天然酵母パンの店・ノルトエッセン

ノルトエッセン 北海道石狩郡当別町金沢2006-1 電話 0133−25−5110 FAX 0133−25−5220 URL http://www.nordessen.jp/ Eメール nordessen@yahoo.co.jp

金曜日, 2月 27, 2009

「きたキッチン」での販売はしばらく休止になります

札幌の百貨店・丸井今井のショップ「きたキッチン」で販売していたノルトエッセンのパンは、二月末日で休止になりました。オープンから丸二年を経て商品の入れ替えが必要との説明です。
ノルトエッセンのパンは単なる道産小麦を使っただけのパンではありません。ノルトエッセンのコンセプトは道産品というよりはむしろ天然酵母・無添加という安心安全に軸足があります。こうしたコンセプトで生まれたノルトエッセンのパンはおよそ二十五年、安全安心のパンをもとめるお客様に恵まれて今日もなおフロントランナーでありつづけております。食生活を大切に築かれるお客様は今日非常に多くノルトエッせんのパンはこれらのお客様に広く支持されるに至っております。ノルトエッセン以外ではまったく手に出来ず、これらを求めてご利用頂いたお客様に対しては、大変なご迷惑を御かけする仕儀となりました。「完全な取引の停止ではなくかならず再会させて頂きます」と言われておりますが日常的・継続的な御利用を損なう結果となりました事を、衷心より御詫び申し上げます。誠に申し訳有りません。ネット通販や宅配を通じて出来る限りの対応をさせて頂きますが、しばらくの間の御不自由を御許しください。

火曜日, 2月 24, 2009

小田急百貨店・藤沢店での催事は無事終了しました。

小田急百貨店・藤沢店での『春の北海道物産展」はおかげさまで無事終了致しました。この度の物産展は、吹雪による空港閉鎖が連発し、かってないほどの輸送混乱に見舞われました。20年以上も催事出店を続けて来て、はじめての事でした。それでも小田急藤沢店では2日目から直ぐにリピーターの来店が続き、楽しいしごとをさせて頂きました。本当にありがとうございました。富士フイルム六本木ギャラリーでの堀田先生の「植物エネルギー」も、3400人とかのお客様が押し寄せ、「大成功だった」と挨拶がありました。堀田先生の写真は、分かり易く、本当にピユアーな切り口でのフォームだから、誰もがびっくりするコンテンツです。ノルトエッセンのパンが非常にシンプルでむずかしくないのと同じように、堀田さんの写真世界も、あまりにもピュアーであって、そうそう簡単には乗り越えられたりはしないでしょう。よかった、よかった!

土曜日, 2月 14, 2009

ペレジャムとペレアイス

紹介するのが半年も一年もズレているのだけれど。実はペレジャムもペレアイスも一昨年の夏から、当別の店で売っていたもの。浜頓別の池田牧場で作られている。池田さんは酪農王国北海道の中ででも、可成り名の知れた酪農家。今でこそ試みる人が少しづつではあるが増えているいわゆる放牧を、十五年も前から始めた人。自らの地平をこつこつと切り開いて来たパイオニアだ。ペレニアルライグラスは寒冷の北海道でも成長が早く、放牧を可能にする牧草で、この草地をつくるために、ものすごい広さの牧場全体を何十センチも下から掘り返す事から始めた。周囲は嗤いながら見ていたが、いま池田さんの酪農経営はどんな状況変化に対してもゆるがない。「ペレニアルライグラス」を食する乳牛から作られるから「ペレ・ジャム」「ペレ・アイス」となった。「牛乳」と言い、「乳製品」と言うが、牛は草を食して乳を出す。牛乳は実は何を飼料とする乳牛からとられているのかが問われなければならない。配合飼料ではなく、有機の牧草から組み立てられている事をじっと見つめなければならない。「ペレ・アイス」は、草から創られたアイスという事だ。「ペレ・ジャム」は、草から創られたジャムという事だ。そこに顕われるこころざしは見事じゃないですか。牧草が雪の下になってしまう冬季、池田さんは牛たちを休ませ搾乳も、その利用もそして自分自身の活動も冬季モードを入る。池田さんの製品はこれから先、評価の上がる事はあっても下がる事は無いでしょう。自然の摂理にかなった池田さんの乳製品がノルトエッセンのパンと組合わさるのは自然なことでしたが、不思議な出会いでもありました。

金曜日, 2月 13, 2009

写真展「春の植物エネルギー」

北海道医療大学の准教授・堀田 清さんの写真展が東京と仙台で開かれる。東京は港区赤坂の富士フイルムフォトサロン、仙台では青葉区の富士フイルムフォトサロン。堀田さんの写真はいつもノルトエッセンの喫茶室に架けられているから、ノルトエッセンに来られるお客様にはおなじみ。その堀田さんが写真表現の境地を広ろげたのが植物エネルギーに対しての驚異的な視座。冬から春にかけて北海道の大地に繰り広げられるドラマ、すべての植物たちが見せる爆発的な芽だしエネルギーの放出を、誰もが捉えられなかった小さな植物の世界を、堀田さんは地球のかけらのように取り出してみせる。二年に渡って開かれた札幌では見た人のこころを、春風のように、陽炎のように包んでいたのを思い出す。都会の人々に是非見てほしい。東京は2月13日(金)〜19日(木)、仙台は3月19日(木)〜21日(火)。

木曜日, 2月 12, 2009

ラベルプリンターの購入

物も組織も意匠もぼんやりしていると直ぐに古びてしまう。機械は故障するし流行も変化する。この冬ごもりの間に除雪機・ブルトーザー・プレハブ冷凍庫・室内冷凍庫とたて続きで故障。それに加えて今度はラベルプリンターを新しくしなければならなくなった。現在使っているプリンターは<消費期限>の表示しかできない。今まではこれで足りていたのだけれど、<賞味期限>を表示する必要が生じてしまった。しょうがないもう一台購入する事にした。ラベルプリンターは表示問題やコンプライアンスの中核なので待ったなし、問答無用。

木曜日, 2月 05, 2009

小麦種自家製酵母に変更

いま、東京圏向けの宅配サービスと関西大阪圏向け宅配サービスの話が進められている。取り敢えずは三種類のパンをセットにして提供しょうと思っている。候補の一つに<グラハムブレット>が含まれている。グラハムブレットは開店以来二十六年も焼き続けている創業アイテム。星野酵母を使ったやや甘みを伴った雑穀風のパン。これをこの機会にレシピ換えしようと思う。今度の酵母は小麦種の自家製天然酵母だ。天然酵母のパンは酵母で味や香りの個性を出す。酵母の個性がパンの個性になる。小麦種の自家製天然酵母(バックフェルメント)は数年前に採集してパウダー酵母としてあったものを使用する。小麦種は淡白でハード系のパンに向いているものだから、グラハムブレットには必ずしも向いているかどうか? しかしだからこそ新しいパンが生まれそうな気がする。