北海道物産展の日程
ノルトエッセンが出店する今年(平成30年)秋の、北海道物産展の日程が決まりました。
ノルトエッセン 北海道石狩郡当別町金沢2006-1 電話 0133−25−5110 FAX 0133−25−5220 URL http://www.nordessen.jp/ Eメール nordessen@yahoo.co.jp
ノルトエッセンが出店する今年(平成30年)秋の、北海道物産展の日程が決まりました。
9月末の東武船橋から始まった北海道物産展は、日本橋高島屋・横浜高島屋と続き、広島の福屋百貨店で終了した。年寄りにとってはとても大変なひと月だったが、さしたる不具合も無く、無添加無農薬のパンを見極めるお客様に支えられて安堵する形で物産展をこなす事が出来た。台風などの異変も有ったが、それでも無事終了させる事ができた。ありがとうと感謝しつつ、ノルトエッセンは11月一杯で、本年の仕事を終えて冬眠生活に入るが、その前に11月18日・土曜日にコンサートを予定している。11月には、先日取材に来たテレビの放映もあるらしいのでどんなコンサートになるのか、楽しみでもある。
今回のコンサートは、「心のパン屋さん」として、久しぶりの内実の伴う充実の演奏会でした。この度は、アンサンブルグループ『奏楽』の C D 発売を支援する事を考えてのコンサートでしたが、参加した皆さんは、子供の数が10人以上にもなったのに、とても楽しい雰囲気を、最後まで過ごすことができました。10歳以下の子供たちがこんな人の集まりに来たことを喜んでいた周りで、大人たちは深い音楽の楽しみを受け止めてていました。こんなコンサートは、なかなか有りません。形ばかりの演奏ではなく、社会人としての完成度の高い大人たちでも、こうしたレベルの良いコンサートに出会うことは難しいのです。このたびのコンサートは、ノルトエッセンの「心の糧としてのコンサート」の、新たなるレベルへの入り口になったのかも知れません。発売されたCDには、北海道につながりのある曲が、25曲ほど収められてます。C D は、来た客の多くが、感動しながら買って行きました。そんなものの売り買いの光景がとても自然な仕草で受け止められたコンサートでした。40人近く、ほとんど全員が「反省会」に残ってパーテイを楽しんで帰って行きました。午後7時から11時頃まで、土曜日の夜のコンサートでした。
<第65回・ノルトエッセンの小さなコンサート>
ノルトエッセンのコンサートは当別に来るまでの、札幌での20年間、そして当別に来てから14年、年に2度ほど開いて来ましたから、トータルで65回ほどになりました。札響のオーボエの岩崎さん、フルートの森 圭吾さん、最近では奏楽のピアノ・前田朋子さんの演奏が多く、クラシックの曲がほとんどになってますが、当別に来てからはバンド演奏や演劇などへの関心も、わずかながらですが有ったのですが、それらを取り入れるまでには至りませんでした。クラシック以外では、ジャズの野瀬栄進さんに2度ほど、後はロビン・ロイドさんのナチュラルミュジックを2度ほど。
前回のコンサートは昨年の11月30日(水)でした。オーボエが岩崎さん、ピアノが奏楽の前田さん、そしてバイオリンが小林佳奈さんでした。バイオリンは、確かその前の前の会が、今回の小林瑠衣さんだったと思います。小林さんと小林さん、二人の小林さん、お二人ともとても楽しい演奏をしてくれます。今年の春に市販された「奏楽」の「フアースト・アルバム」でも、お二人の演奏は光ってます。今回は
奏楽の「CD出版記念」の感じでやろうと思ってます。
今回は今日の午後
8月26日(土) 午後7時・開演
演奏者 岩崎弘昌(札響)(オーボエ)
前田朋子(奏楽)(ピアノ)
小林瑠衣 (奏楽)(バイオリン)
曲目
ベートーベン : バイオリンソナタ第2番イ長調
モーツァルト : ピアノソナタハ長調K.330 第1楽章
クライスラー : プレリュードとアレグロ
他です。
来て頂けるお客様は、35人程の予定で、終了後の<反省会>も殆どの方が残るでしょう。夕方4時ぐらいからホールの準備に取り掛かりますが、またきっと楽しい夕べを過ごせるでしょう。
先日、お客さんが教えてくれました。「札幌の美晴幼稚園のブログを見て、ノルトエッセンさんの昔からの変わらぬ姿を知りました」。ひと月ほど前に、美晴幼稚園の園長さんが「旭川からの帰り道です」と言って立ち寄って行った事を、家内から聞いては居たのだが、その事が幼稚園の公式サイトに、ブログとして記載されている点に関しては、全く知らなかった。教えられてブログを見ると、2017年の6月26日の記載となっていた。
札幌南区で店を開いて10年ほど過ぎてから、月寒の幼稚園の園長だという人が、澄川の店に来た。店のパンを見回して、「よし、決めた」と言って、「子供達のパンを引き受けてくれ」と伝えられた。その幼稚園は月寒平和公園の隣に新しく建てられていて、他にも系列の幼稚園も2〜3、あったようであるが、対象は美晴幼稚園だけの事だった。それから、月に1度乃至2度、25年間、美晴幼稚園の子供達はノルトエッセンのパンを、食べ続けたことになる。
子供達の食べ物は大切な生存条件につながる。「無添加」は当たり前の事だ。学校でも病院でも、もちろん生活のあらゆる場面で、食の安全性は時代の権威や権力や正義や利害に左右される。そうした時代状況の中で、美晴幼稚園は長い年月、揺るがない信頼を示してくれた。その幼稚園の志に、一パン屋として、ノルトエッセンは、共感と感謝を込めたエールを送りたい。
美晴幼稚園に、お世話になって、25年の歳月が流れ、ノルトエッセンのパンで「お昼を食べた子供達」は、もう30歳を超えた親たちになっていたりする。もう子供の子供が美晴幼稚園に通っていてもいいという、時の流れの速さに驚かされます。子供達の「食」について共感した先代の園長先生のことも、その志を継いだ今現在の園長先生の、10数年前の若い時のお姿も、思い出したり致しました。
25年もの間、同じ無添加のパンを焼いて子供達に届け続けた事と、同様に30年間、全国の北海道物産展に継続出展した事を重ねて合わせて、揺るがぬ道を歩き続けた自分たちを振り返ると、「ノルトエッセンのパンのさらなる進化成長を志さなければならない」と、深く静かに、望まれている事を思う。
8月26日(土曜日)、「小さなコンサート」を致します。
今回は、奏楽のCD販売を記念して、CDの紹介も含めてお届け
したいと思ってます。出演者・曲名は後日、お知らせいたします。
今年は雪の量が少なく、除雪作業もとても楽でした。雪の少ないせいで、冬眠中にも拘らず日の射す日中には、お客様の来店も多く、「開店は、4月1日からです」とお帰りいただくことが幾人も続きました。でも店の入り口はまだ雪の山です。それをきれいにして、2週間で開店することになります。今は16日(木)から22日(水)まで、東武船橋店で春の北海道展に出展中です。
ノルトエッセンのパンはどのパンもどのパンも、一つずつ違った理由・違った根拠で存在価値を保持しています。これはパン屋を比較するときにとても重要な基準なのですが、市場では、余り一般的な基準としては認識されていません。ノルトエッセンのパンは、一つ一つ配合も原材料も、仕込みも違います。ですから売っているパンの数が60種・70種となった時、ノルトエッセンと同じように、全部違った意味に満ちたパンを揃えられているメーカーは余り無いのです。ノルトエッセンの場合、「添加物を使用しないこと・自家製の天然酵母を20種も30種も開発して有する事」が、それらの実現を支えるベースになっている事は事実ですが、それ以上にパン職人の基本倫理として「一つのパンは一つの配合・一つの仕込で作る」という事を、常識的に貫くという、基本姿勢を貫く形がなければならないのです。簡単な事ですが、その事をお客様に対して公表している店は、有りません。店の何種類のパンが並んでいるかではなく、どれだけの仕込みが為されて、一つ一つどれだけ違ったパンが作られているかが本当の意味で当たり前で、自然の姿なのです。ですから売られているパンの数だけの、仕込みがなければならないのですが、普通のパン屋さんで、一人で仕込んでいて、それだけの仕込みをし続けることは本当に大変なのです。みんなどこかで妥協し挫折します。でも、普通に「オリジナルな商品を作る」という事はそういう事だと思います。パンを買っているお客さんは、沢山のパンを前に、いろいろ悩んで選択して買って帰っても、それらのパンがみんな同じ仕込みのパンでしかないということも普通にある事なのです。それはパン屋の姿勢の問題でもあるでしょうが、自分自身のお金で買い物をするのに、そのパンの内実を覆う欺瞞を見過ごす側の問題でもあります。ノルトエッセンを30数年支えたお客様のレベルはそもそもそのようなレベルから、ノルトエッセンのパンを見ているのです。その視点にずっと応え続ける事がノルトエッセンの、コンセプトなのです。一つ一つにパンの特質・個性の説明はこれから少しずつ開示して行こうとは思いますが、ノルトエッセンのパンの全体を覆う基本色彩は以上のような事なのです。これから一つ一つのパンの個性を開示しようと思いますがそれらの小さな対処の前に、全体の基本姿勢の問題がある事が、何と言っても重要なのです。
5年ほど前、携帯を変える時、奥さんの反対を説得しきれず、結局ガラ系を手にする事になりました。それから時代にドンドン置いて行かれそうな心境で、買い替え時期の到来を待ち続けました。そしてようやく今月の初め、スマホを手にすることができました。私よりもメールをする数の多い奥さんも、スマホ扱いに混乱や誤信を重ねているようです。
私自身も、扱いの練習のつもりでスマホの『ノルトエッセン」情報を読んでいて感じたのは、記載している人たちのノルトエッセンというパン屋の一番コアな部分への認識が、本当の意味で実に表面的な、「浅い認識でしかないのだな」という感じでした。「天然酵母」とか「無添加」というキャッチコピーの中身は食品の、とても難しかったり、厄介であったり、結局はあまり近づけない内容につながる部分が多いのですが、そしてそのことが、いつまでたってもノルトエッセンと同じレベルのパン屋が出来てこない理由であるという事が、こうした点から想像できるのです。30年、いくら説明しても、伝わらないものは伝わらないと、何となく省略してきましたけれど、これからはもう少しコアな部分への認識につながる記載を増やそうかなと思っています。
広島での北海道物産展に出店するのは2度目であった。一昨年は九州に出店する約束が先行していたのでわずか2日間しか出店しなかった。1週間出店するのは昨秋が初めてだった。でもその1週間は<広島カープ>と<日本ハム>の日本シリーズに重なる事になった。そしてカープは物産展の4日目で敗退した。ノルトエッセンは広島のデパートの中で、広島のほとんどの人たちの、元気を無くした姿に出会うことになった。「あなたたちはいいわね、私たちは本当に元気なくした」と幾人ものお客様の声を「北海道物産展」という催事の場所で家内は聞いたという。お客様が北海道から来たパン屋の奥さんに自分たちの内心の寂しさを語りかける姿の中に、広島という町と、そこに暮らす人々との、北海道とは全く違った心の在り方を感じたという。テレビで見ていても、広島の敗北には深い心情の立ち止りが重なった。それでもパンはみなさん静かに買って行ってくれた。ノルトエッセンは東京・横浜・千葉・栃木・大阪・九州と、もう30年以上、物産展で出店している。そして「行って楽しいデパート」にだけに出店を限定してきた。広島のお客様に、無添加のパンを楽しんでもらえるのであれば、(年なので)あと何年やって行けるのかわからないが、続けて行きたいと思っている(オフアーの日程が重ならなければ)。
昨年の11月いっぱいで冬眠期間に入ってます。当別の店は11月
末で夏場の営業を休止し、12月から翌年の春まで冬場の休暇期間
になります。当別の店が開店してから13年にもなるのですが、冬の
休止を御存知無い方が多く、比較的雪の少ないこの冬は毎日、沢山の
のお客様が車でお越しになりなす。申し訳ないのですが冬の間、お店
はお休みです。雪が溶ける様子を見て、4月ごろ、開店の予定です。
2016年11月30日(水) 午後6時30分 会場 午後7時00分 開演 演奏者 岩崎弘昌(札響)(オーボエ) 前田朋子(奏楽)(ピアノ) 小林佳奈 (奏楽)(バイオリン) 曲目 グリーグ ヴァイオリンソナタ3番 ドビシー ベルガマスク組曲より プレリュード、月の光 他 会場 ノルトエッセンホール 入場料 1000円 連絡先 当別町金沢・ノルトエッセン 0133−25−5110 (今年最後のコンサートです。)
今年の「物産展」は 遠鉄百貨店・東武宇都宮・東武船橋(春・秋)・日本橋高島屋・横浜高島屋(春・秋) 広島福屋百貨店(秋)以上でした。阪急梅田は物産展ではなく9月に行われた「パンフ エスタ」でした。デパートの北海道物産展も、30年もやっていると時代の見えざる波動 を感じます。
久しぶりのコンサートです。札響の岩崎さんと奏楽(そら)の 皆さんによ依ります。 2016年8月8日(月) 午後7時開演 演奏者 岩崎弘昌(札響)(オーボエ) 前田朋子(奏楽)(ピアノ) 小林瑠衣 (奏楽)(バイオリン) 曲目 ベートーベン : バイオリンソナタ第2番イ長調 モーツァルト : ピアノソナタハ長調K.330 第1楽章 クライスラー : プレリュードとアレグロ 他 会場 ノルトエッセンホール 入場料 1000円 連絡先 当別町金沢・ノルトエッセン Tel 0133−25−5110 Fax 0133−25−5220 Mail : nordessen@yahoo.co.jp
今年は全体に雪が少なく周辺地域では地表が出て、白鳥の群れも来ているようです。お店のある<石狩金沢>はまだ1〜2メートルの雪がありますが、駐車スペースとお店の入り口だけは除雪で空けました。今年の道産小麦は腰が弱く仕込みの状況次第でダメにすることが多い。30数年のノウハウから、何とか打開の道をこじ開けているが、無添加であることの道はいつも険しい。
2016年、春の北海道物産展への出店予定が決まりました。
1、静岡県・遠鉄百貨店 1/20日〜25日
2、栃木県・東武百貨店(宇都宮店) 2/18日〜25日
3、千葉県・東武百貨店(船橋店) 3/ 17日〜23日
4、神奈川県・高島屋百貨店(横浜店) 4/13日〜19日
5、大阪府・阪急百貨店(梅田店) 4/20日〜26日
春の北海道展への出店予定は以上の通りです。
当別の店は、雪解けの様子を見ての事となりますが、今は4月初頭に開店しょうかと考えております。
山や川、海や砂漠、鳥の声や風の音・・・・あらゆるものから音楽を導きだして示してくれるマルチ・プレイヤー。NPO法人 当別エコロジカルコミュニテイー主催のコンサートに協力して会場を提供。9/14 18:oo より、大人1000円(子供無料)。
コンサートのお知らせ
7月26日(日)
午後6時より
札幌交響楽団のオーボエ奏者岩崎弘昌氏と奏楽の前田朋子氏のピアノによるコンサートを行います。
曲目は
ドニゼッテイのオーボエソナタ、ラヴェルのピアノ協奏曲第2楽章、ラヴェルの水の戯れ、モーツアルトのキラキラ星変奏曲等を予定しております。
費用は1000円です。
久し振りのコンサートです。毎日庭遊びに熱中していて、日が暮れてゆく時間さえも忘れる程、花々や土いじりを楽しんでいます。来週はエコロジカルコミュニティの山本さんが交換留学生達(?)の他、総勢17名を案内してやって来ます。庭の奥の広場の草刈りをやっておこうと思ってます。そこでは食事とアイヌ音楽の野外ミニコンサートが行われるのだそうです。野外でのミニコンサート、お天気が良ければいいですネ。
昨年秋の北海道物産展は超過密スケジュールで大変でした。年が変わっても、そのしんどさの余韻をまだ引きずっている感じです。「まあ、やればやったで何とかなるさ」式のいい加減さは、年齢からして、もうだめですね。今年からは本当に仕事量のリミットを守って安全・安心路線を堅持したいと思ってます。
円鉄百貨店は10年振り位になるでしょうか?。浜松周辺のお客様には、ノルトエッセンの無添加パンを大変支持して頂いて、とてもいい感じで出店していたのですが、担当者が変わって消化不良で終わってしまいました。今度の10年振りの出店は、きっとこの10年の成長進化を反映したものになる、楽しみな物産展になるでしょう。この10年、商品アイテムの進化を比較すると全体として重厚さを増しステージを上げた感じがあります。浜松のお客様には更に喜んで頂けるものと思っております。
また1月4週には「らでいしゅぼーや」の北海道フエアーがあります。2月16日から1週間は宇都宮東武、3月16日から1週間は船橋東武の物産展です。横浜高島屋はゴールデンウイークに掛かりそうです。
2014年の当別店の営業は本日(11/30)が最終日。今日を最後に来春まで冬ごもりに入ります。今年も本当に有り難うございました。お陰様で無事クローズ期間に辿り着くことが出来ました。後半の「秋の北海道物産展」はきつい日程で,本当にどうなる事かと思いました。もう訳の分からない状態で、どうにかこうにか渡りきったと言う感じでした。これからは「シュトーレン」の発送・「きたキッチン」や旭川西武の「地下マルシェ」への卸し・ネット通販などが中心になり、しばらくは気の抜けた時間を過ごすことが出来ます。
北海道物産展の折り,横浜店で10年以上続けているシュトーレンの事が話題になった。今でこそシュトーレンの知名度は広く行き渡ったけれど30年前20年前は、「なにそれ?」ってなもんだったよね。今年の暮れには日本橋高島屋の「味わい直送便」が扱ってくれる事になった。雪の降り始めた北海道石狩の広野から季節の贈り物が届けられるなんて・・・・・、それも30年以上も同じレシピ同じビジュアルで続いているなんて,ロマンだよね。初めの頃食べてくれた子供達はもう結婚して,子供も居るよ。シュトーレンにはそういう人とのつながりや穏やかに続いてゆく時間の物語に包まれている気配があるよね・・・・。
本当に多忙を極めた一月が過ぎた。学習院女子大の自然環境論の学生たち、グリーンツーリズムの度重なる来訪,そしてヒウイルデイーズ・イン・ジャパンなど、本当に嵐のようなひと月であった。けれど本当にほんとの「あらし」はこれから先にある。東武船橋ー日本橋高島屋ー阪急梅田ー横浜高島屋ー博多阪急,この物産展が11月13日まで続く。その途中にらでいしゅぼーやの北海道フェアー、丸井の「きたキッチン」・旭川西武の食品マルシエが次々と襲来する。ネット通販も卸しも幼稚園のパンもどうなるのだろう。何が起こるのかが分からない。「夫婦二人でやれることの限界までやる」と決めている。淡々と粛々とやるしきゃない。
しばらく「阪急梅田」には行ってなかった。建て替え騒動も一段落したから「そろそろ親爺さんに頼もうと思って」と薬師寺さんから連絡がきた。「あれからもパン屋さんは全く入れとらんから、何とか頼めんやろか・・」ということで、引き受けてしまったが、それがとんでもない話で、10月3日から11月15日まで、超過密スケデュールとなってしまった。話をもらうのは有り難い話だが歳の事も考えなければならない。まあ,これが最後の峠越えと思って、「なんとかなるだろう」位な気持ちで引受けては見たものの,果たしてどうなる事か。ノルトエッセンも、もう爺さん婆さんの店である。30数年天然酵母パン無添加パン一筋に歩いて来たから,「ノルトのパンは違う」と言ってもらえる。私どもが言うのではなくパンを食べたお客様が,皆さんそうおっしゃてくれる。確かに「無添加」も「自家製天然酵母」もそんなに甘くは無い。脇を厳しく締め、揺るぎの無い階梯を築いて来たから、日本中何処のデパートへ出店しても、同じようなパン・似たような店に出会った事が無い。気合いが入った独自性豊かなパンに出会った事が無い。似たようなレベルの酵母を使い・添加物を過激に排除した味世界にぶつかった事が無い。周りに在るのは皆んなおとなしくて今の時代の貌をしている。でも闘い続けたノルトエッセンも、もう30数年闘い続けている。そろそろ催事の回数も減らし、本店の営業日数も落とそうと考えている。でなければ倒れてしまう。唯一無二の無添加パンを全国のお客様に味わって頂くためには、老後の仕事を賢くプロデユースしなければならないだろう。ノルトエッセンが30数年にわたって築き上げた「無添加パン」「オリジナル酵母のパン」は私たちが作り続けなければならない。今は少しでも長く作り続ける事が使命だと思っている。今年はこれからが大変。11月末のクローズまでの予定は以下の通り。 9月17日 らでいしゅぼーや元気市 9月17日 学習院女子大北海道ゼミナール食事会(27名) 9月25日 自然教育促進会・自然の旅クラブ食事会(27名他) 10月3日〜10月8日 東武百貨店船橋店 北海道物産展 10月5日 らでいしゅぼーや北海道フエアー(首都圏・神奈川・大阪) 10月8日〜10月14日 日本橋高島屋 北海道物産展 10月15日〜21日 阪急梅田本店 北海道物産大会 10月22日〜11月3日 横浜高島屋 北海道物産展 11月3日〜11日 博多阪急 北海道物産大会
先日、日本橋高島屋での地下催事の打診があった。夏場の,気温の安定しない時期の出店は、ちょっとノルトのパンに取っては危険すぎると判断して辞退した。しかし、東京でのデパート地下催事は今まで考えてみる事も無かったので、他の用事の上京ついでに現場を見てみる事にした。さすが日本橋高島屋のお客様は買うために来ていて、見るだけの客ではなかった。上から下まで全館買うためのお客様があふれていた。こうした条件下でノルトエッセンのパンを売る事については季節や自然条件のマイナス要因が無ければ願っても無い事だ。東京の日常生活の場面でパンを売れる地下催事は物産展での販売とは少し違う。かつて、今は無き札幌西武の地下催事を何年間も続けた事を思い出すが,札幌西武での出店とも、勿論違う。北海道の片田舎で作られるノルトエッセンの無添加のパンが日本橋で普通に売れるようになる事には、いろいろな意味があるだろう。見かけや,形やキャッチコピーや、どんな価値も意匠も流通して構わない世の中だけれど、添加物の入らないパン・自然の山野から採取された自然酵母のパンが、田舎の爺さんばあさんの手元から離れて、都会の人たちに普通に手渡される光景を考えると、何かしら熱いものを感じる。今度打診があったときはやってみよう。
4月12日(土)今季(平成26年・2014年)の開店です。当別はまだまだ雪がありますが、道路や駐車スペースは確保できます。16日からは横浜高島屋の春の物産展が始まりますのでプレ・オープンという訳ではありませんが、ゴールデンウ・イークへ繋げてゆきたいと思ってます。どうぞ御利用下さい。